2024.08.13 12:00自律神経の施術 自律神経が乱れている状態というのは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることをいいます。交感神経は体を行動的にさせる活発的な神経です。逆に副交感神経は体をリラックスさせ休ませる神経です。この交感神経と副交感神経のバランスが上手くとれているときは良いのですが、どちらかが優位になると体に不調が起きます。それが自律神経の乱れです。 自律神経の乱れで多いのは、交感神経が優位な状態が続いてしまうことです。交感神経は精神を興奮させ、活動的にしますので、常に交感神経が優位になっていると体は疲れてしまいます。自律神経のバランスを取るためには副交感神経を働かせることが必要ですが、交感神経が優位になりやすい状態にスイッチが入ってしまうと、なかなか上手く副交感神経が働い...
2024.08.11 12:00腰痛の施術 腰痛の原因は腰そのものに無い場合が多いです。他の箇所の動きが悪いせいで腰に負担が掛かって痛みが出ていることがほとんどです。なので、腰そのものよりも腰痛を起こしている原因箇所の動きをスムーズにしていくことが腰痛の施術においては重要になります。 では、腰痛を起こす原因になり得る場所はどこかというと、それは背中と股関節です。 例えば、人が前屈みになる時は腰そのものが曲がるのではなく、背中全体(背骨全体)を丸めることで前屈みになります。この時に背中の筋肉が硬くなっていて上手く背中を丸められないと、背中の分まで腰が頑張って本来の可動域を超えて動いてしまいます。その結果、腰を痛めるということが起こるのです。ですので、腰痛の施術では背中の筋肉を緩めることが必要にな...
2024.08.09 12:00肩こりの施術 肩こりとは、首から肩口にかけての筋肉の血流が悪くなることによって、肩の辺りが重だるく感じるようになることです。筋肉の血行不良ですので、肩関節の中に炎症が起きる肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)とは異なります。 肩こりにおいて血流が悪くなる筋肉は、主に僧帽筋と肩甲挙筋という筋肉です。僧帽筋は首から背中の方に向かっていく菱形の大きな筋肉で肩甲骨にも付着しています。肩甲挙筋は首の横側から肩甲骨の上の方に伸びている筋肉です。この2つの筋肉の共通点は首と肩甲骨を繋いでいるというところになります。そして、この2つの筋肉の血流が悪くなる大きな要因は、肩甲骨の動きが悪いということであることが多いのです。なので、肩こりの施術については肩甲骨周りの筋肉を緩めるという...
2024.07.24 12:00浪越指圧について 指圧とは書いて字のごとく指で圧す手技療法のことです。この指圧という手技療法は古来から存在していたのですが、日本でこの指圧を広めたのが浪越徳治郎氏であり、彼が広めた指圧のことを『浪越指圧』と呼んでいるのです。 指圧は垂直で持続的な圧によって全身の筋肉の緊張を緩めていきます。筋肉が柔軟になることでコリや痛みが改善し、運動機能を高める効果があります。また、血液やリンパの流れを促進し、老廃物の除去を促すことで体を健康にしていきます。循環が良くなることで免疫力の向上にも繋がり、病気の予防という面でも効果が期待できる手技療法なのです。 さらに浪越指圧の特徴として前頚部(首の前側)と腹部の指圧があります。浪越徳治郎氏は前頚部と腹部の指圧を特に重要視していたといいま...