指圧はなぜ時間制のところが多いのか

　いつもありがとうございます。千葉県八千代市の指圧マッサージ施術所、勝田台指圧院です。

　当院もそうなのですが、指圧の治療院では〇〇分〇〇円というように施術時間を選べるところが多いです。

　ところが整体などでは１回〇〇円というように施術時間は選べないところが多いようです。そしてそういう整体院では「治療なんだからお客さんが施術時間を選べるのはおかしい。お客さんが勝手に施術時間を選べるところは所詮リラクゼーションだ」という考え方が主流のようです。

　では、お客さんが施術時間を選べる指圧は治療ではなくリラクゼーションなのでしょうか？

　その答えとしては、「指圧は治療であり尚且つリラクゼーションである」というのが正しいと私は思っております。

　そう言うと「治療とリラクゼーションは相反するものだから両立はしない」という人もいるかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか？　むしろ私は、受けて気持ち良くない治療は効き目が薄い治療だと思っております。人の体というのは本来、体に良いことをされると喜ぶものです。ですので、受けていて気持ち良くない、すなわちリラクゼーション効果を感じない施術はむしろ治療効果も薄いのではないかというのが当院の考え方ですし、お客様が施術時間を選べるようにしている他の指圧治療院もそう考えているところが多いのではないかと勝手に推測しております。

　たとえ治療であっても、リラクゼーションという側面もある以上は、もっと受けたいというお客様のニーズには答えるべきだと思いますので、長めのコースも用意しておくというのは別におかしいことではないと思います。

　ですから、「施術時間を選べるところは治療が出来ない」ではなく「施術時間を選べる指圧は治療であり尚且つリラクゼーションなんだ」というふうに考えてみていただけたら幸いです。どうせ受けるなら気持ちの良くない治療よりも気持ちの良い治療の方が良いですよね？